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大阪府、旅象の谷口さんの言葉です。
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今回の件では行く前には僕もいろいろと考えさせられました。
そもそも僕にもボランティア精神というものがあまりありません。
インドでは物乞いをする赤ちゃんを抱いたやせ細った母親を見捨てました。
シリアでもバクシーシを求める子供を見捨てました。
その他の国でもそうしました。
理由はガイドブックに与えるなと書いてあるからかもしれません、やりだしたらきりがないからかもしれません、
命の価値に差を付けたくないからかもしれません。
アフリカでは自由に一人旅をする金持ち日本人バックパッカーの僕に出会ったばかりでご飯を作ってくれたりビスケットをくれたりコーヒーを買ってくれたりする現地の人がたくさんいました。彼らは決して裕福ではありませんでした。
国籍や国境を越えた人間同士のふれあいを感じ、それを大事にしようと思いました。
僕は世界には生死に関わる問題を抱えて生きている人達がたくさんいることを知っています。
コンビニにはユニセフの募金箱がある事も知っています。
僕は普段それらを見て見ぬふりをして生きています。
むしろ日本で天災が起こったときにそれの募金箱にお金がたくさん集まりユニセフの募金箱には集まらないことに疑問を持つこともあります。
日本人が日本人を助けるのは当たり前かもしれません。
でも貧困で自分の国の人どころかわが子の命すら救えない人がいる国もあります。
だからといってすべての人を救うことは僕には不可能でそんなにお金もありません。
僕は豚も食べます。鯖も食べます。レタスもキャベツも食べます。
仕事で木を伐採したこともあります。草むしりもします。庭の環境を変えることで微生物の住む環境も変えてしまっています。
僕は生き物を殺して生きています。
僕の行為が間接的に何かの命を奪っているはずです。
でも人は殺しません。猫も殺しません。
僕には命を平等に扱うことはできません。
でも僕はそんな事を深く悩んで生きてはいません。
宇宙のすべてのものは生から死への流れをつくっていると思います。
虫も動物も植物も鉱物も星も。その小さな流れが集まって大きな宇宙の流れができあがっていると思います。
僕はただその宇宙の流れをつくる一素材でしかないと思っています。
だから何をやろうと決して正しくはなく、また間違ってもいないと思っています。そもそもそういう物差しがありません。
すべては流れの一部だと思います。
今回、震災のボランティアに参加するにあたって今書いたようなことは考えました。
行こうと決心したのもボランティア精神ではなく直感やタイミングといったものでした。
出会いというのは偶然ではなく必然であるように思います。
自分の生まれた場所や時も含め、今自分を取り巻く環境は必然的に起こったことのように思います。
その必然性が今回の参加を決める直感やタイミングをつくったように思います。
ただ実際に現地に行って現状を見ればそこには瓦礫がありました。ヘドロがたまっていました。家に車が突っ込んでいました。
放射能も飛んでいたのかもしれません。
そしてそんなところに人が住んでいました。
上に書いたような考えを現地に着いてからしたことはありません。
僕にはスコップを使うこともトラックを運転することも特別なことではなく慣れたことです。
その慣れた事をしただけでそこがきれいになっていき、
Yさんは喜んでくれました。
現地ではシンプルにそれだけのことでした。それだけで十分だと思いました。
感謝すべきは僕の方です。
行けばわかる
大阪で伝えようと思います。
この機会をつくって頂き本当にありがとうございました。
旅象 谷口 祥平
第一期に参加された山根さんのブログより転載します。
和数寄人日記: http://wasukibito.exblog.jp/
東日本大震災により、未だ数多くの方々が仕事を出来ない状況がつずいています。このチャリティーイベントによりまずは被災地の職人さん達に道具を手にしてもらい、内側から町の復興を進めてもらいたいというおもいから、自分達職人が仲間に何が出来るか考えた末、「集めて届ける 削ろう会」を開催する事になりました。
主な目的は、現地の職人に届ける手道具・電気道具を集めると同時に、我々大工の技能を使い、鉋で削る事で生まれる木肌の感覚を体感してもらい、職人にいかに道具が必要か理解して頂く事。また鉋屑で造花を製作体験し持ち帰って頂く代わりに、道具を現地に送り届ける資金を支援金として募金して頂くことです。
集まった大工道具は、すみやかに全建総連岩手に搬入または搬送され、今月28日に現地(大槌・陸前高田・大船渡・など)沿岸部の被災された大工さんのもとへ届けられ、早期に仕事復帰出来る環境に近ずきます。
削ろう会 開催内容
1 大工職人による、鉋うす削り大会 ミクロの世界を楽しむ。
(当日参加も大歓迎。腕に自信のある職人さんお待ちしております。)
2 鉋削り体験
(子供からお年寄りまで、多くの方に鉋を引っ張って頂けます。)
3 鉋屑で造花(フラワーアレンジメント)体験
(自ら出した鉋屑で、造花を造って頂けます。ヒノキの香りが楽しめます)
4 槍鉋(やりがんな)実演
(絶滅器具の槍鉋を、青亀棟梁により実演。貴重な時間を楽しんで下さい)
5 大工道具販売 ( 岡山 市川金物 )
(新潟与市・東京・播州三木の最高級刃物を展示販売。
晩品多数、一見の価値あり)
6 道具を集めて届けよう
(手道具・電気道具を募集しています。
大工道具に限らずドライバーやレンチなども募集します)
*搬入までの時間が少ないので、
出来るだけノーメンテナンスな状態でお願いします。
7 合わせて 弁当箱 水筒 募集
道具忘れても弁当忘れるな と言い伝えられるほど、
仕事には欠かせない弁当箱と水筒
一日も早く、弁当を持って仕事にいってほしい。
家に眠る弁当箱水筒も大大募集します。
以上の様な、楽しんで頂ける内容で、たくさんの皆様と道具をお待ちしています。
尚、この催しで集められた支援金は経費を差し引いた後、被災地で使われる道具の梱包、備品の購入、発送搬入、などに使用いたします。
名 称 東日本大震災被災者支援チャリティー
集めて届ける 削ろう会 くらよし
日 時 平成23年5月22日(日) 10:00~16:00
場 所 倉吉市駄経寺215-5 倉吉未来中心アトリウム
主 催 集めて届ける削ろう会くらよし実行委員会
連絡先 集めて届ける削ろう会くらよし実行委員会
電話 090-8999-5251 担当 山根
千葉県、高田造園設計事務所の加治木さんの言葉です。
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私は、Y邸:倉庫内道具の撤去と、ドロ出しが主な作業でした。
家主と一緒に作業して、いろいろな話を頂きました。
災害時の様子や、倉庫内道具の思い出、地域復興の取り組み方、そして今後の生き方……。
作業が終わった後の、“腰は大丈夫ですか?本当にありがとう”と云う言葉と笑顔は、今でも忘れられません。
正直、目の当たりにした被災地は想像を超えており、言葉もでませんでした。
しかし、復興に向け前向きに取り組んでいるYさんや、ボランティアの皆さんに、私自身も勇気を頂きました。
地元鹿児島も、台風や火山など、天災が多い県です。
帰郷しても、今回の経験を活かして、積極的にボランティアに取り組んでいきます。
高田造園設計事務所 加治木 文明
千葉県、松浦造園の石川さんの言葉です。
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今回この活動に参加させていただいて感じたことですが、石巻の方々の復興への強い思いと私たちへのやさしさ、明るさには心打つものがありました。また日ごろニュースなどで知る被災地と現実とのギャップがこれだけあるものなのかと感じました。被災者個人個人の復興にはまだまだ多くの人々の力が必要なんだと。
自分ができることをできる範囲でこれからもしていくつもりです。
かたちばかりの言葉しか出てきませんが今回この活動を始められた関係者の方々には心から感謝しています。今後ともよろしくお願いします。
松浦造園 石川 晴康
第三期に参加された
千葉県、松浦造園の松浦さんの言葉です。
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このたびの庭JAPANの石巻市災害ボランティア活動に参加させていただき
数多くの希望と感動をもらいました
東北大震災以来、自分の中でもやもやしていたものがあり
普通に仕事をしている日常に疑問を感じていた日々。
そんな時、庭JAPANの活動のお話をいただき、
自分にも何かできることがある
ちょっとでも被災地のかたの力になれる
そう思い、参加することにしました
でもいざ、被災地の現状を目の前にしたとき
言葉を失い呆然としました
やはり、テレビで画面をとおして見るのとは違いました
津波の被害は本当にむごいものでした
次の日実際に作業が始まり、残材の撤去やヘドロのかたずけの作業をはじめると
日に日にきれいになってゆき、スコップ一すくいが、積み重なり広い敷地のヘドロが消えてゆきます
日ごろ庭を造る仕事をしています
更地から石や、木を庭に取り込みます
今回は庭に流れてきたゴミや、ヘドロを撤去して白紙の状態、元の状態に戻します
これも庭造りです
庭造りの根本を今回体験させていただいたように感じました
この体験を今後に生かし
これからも庭と人のつながりを
追求するいい体験になりました
人のためになればいいなと
思って石巻にいきましたが
結果的に自分の、タメ になりました
最後に自分達が現地を去るとき
居残りのメンバーと握手を交わしているとき
現地の方が
いい光景だね~
こんな自分達に暖かい言葉をかけていただきました
涙をこらえるのが大変でした
この経験を
人生の一ページに加えて
植木屋として
またいちからがんばろうと思いました
感謝の気持ちで一杯です
本当にいろんな出会いをいただきまして有難うございました
松浦造園 松浦 亨
すべての人たちの
庭としての巣
それが
庭JAPAN
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庭JAPAN参加者紹介のページは参加された方のみに公開しています。
IDとパスワードを入れてご覧下さい。
ご不明な点は m28e まで↓
info@m28e-tsukuru.jp
tel 0586-82-6582
fax 0586-82-6583
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